(完)年下男子に惚れました
「あーも、やっと帰ってきたしぃーっ‼︎」


「遅すぎ。」


「いやいやいや、人んちの前で何してんだよ。」


家に帰ったら玄関前に溶けた人間…いや、物体が転がっていた。


っていうのは冗談で私服の瑠衣、蒼、夏実がいた。


あえて、夏実が虫取り網とカゴを持っているのは何も突っ込まない。


「冷気をっ、冷気をください!優菜さまああああ‼︎」


どうせ、それを求めてきただろうにと呆れた顔をしながらも玄関の鍵を開けて3人を招き入れた。


そのまま自分は風呂に直行する。


真夏の剣道後のニオイほど強烈なものはない。







< 103 / 270 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop