(完)年下男子に惚れました






「なんで…」


「はい?」


「なんでキャプテンがみんなから隔離されて、挙げ句の果てに悠雅と一緒に座らなきゃいけないわけーっ?」


「いや、先輩が騒ぎまくるからでしょ。
てか俺だって先輩の隣じゃ寝れないしこっちから願い下げなんすけど。」


「はあ!?私がいつ騒いだ?騒いでんのはあんたでしょーが!」


「いや、どっちがていう問題の前にまず先輩の声がデカすぎるってところが問題なんすよ。」


「いいタイミングだわ。私があんたをバスからぶん投げてやるからあんた性格を更生させてきなさい。」


「無理っすね。先輩のうるさくてせからしくて面倒くさい性格のせいなんで。」


「はいー、、?」


そろそろ胸ぐらを掴み上げようかと拳がワナワナと震えていた時だった。


「「どっちもうるさい」」


合わせたようにタイミングのそろった声で睨みつけてきたのは、副キャプテンの莉桜と、男子の隆哉。



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