(完)年下男子に惚れました
「よっしゃ、お兄ちゃん!頑張るから私!」



「え?はい?」



急に立ち上がって叫んだ私に驚いてお兄ちゃんは目をキョトンとさせる。



「まずは勉強!お兄ちゃん!さっさとご飯食べて!教えなさい!」



「は、はあ…?」



戸惑うお兄ちゃんの肩につかまって歩く。



「ところでさあ、優菜。まずは勉強って、他に何を頑張るのかな…?」



貼り付けたような笑顔を浮かべるお兄ちゃんの肩をバンバンと叩く。



「お兄ちゃんはそんなの気にしなくていいの!うふふ」



「はあ…。もういいや。」



呆れた顔でため息をつくお兄ちゃんを見てニヤッと笑った。




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