(完)年下男子に惚れました
伝える想い

1

「やめ!」



その合図と共に、肩の力が一気に抜ける。



ずっと握り締めていたシャーペンを放り投げてぐっと背伸びをする。



やっと中間テストが終わった。



長い苦しみから解放された。



「終わったああああ!!」



昼休みを迎えて、瑠衣が叫びだした。



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