(完)年下男子に惚れました
「優菜?なに、真剣な顔してんのよ。気持ち悪い。」



意識を飛ばしていると、急に瑠衣の顔が視界いっぱいに現れて思わずのけぞった。



慌てて、頬を膨らませて言い返す。



「瑠衣のにやけ顔のほうが気持ち悪いしー」



「はあ!?…ってかさ、松葉杖じゃまー!足入んないじゃん!」



「仕方ないでしょーー?嫌なら1人で食べれば?」



「てか、足が太いだけなんじゃん?」



珍しく、蒼が私の味方をしてくれる。



「っ、ひっどおい!ねえ、夏実!」



「人間、足が太くても生きていけるよお」



「…ひどい…」



夏実の悪気のない慰めに瑠衣が泣き目になる。



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