(完)年下男子に惚れました
「そんなんだから、先輩彼氏できないんですよ。」


なんだ。


この目の前にいる男は。


人間なのか?いや、ここまで性格が腐りきった人間私はこれまで見たことない。


心というものが存在しないのだろうか。


そう、思考回路を巡らせていると、目の前で手を振るヤツの姿が見えた。


「とうとう、脳がショートしましたか⁇」

その言葉にワナワナと拳を震わせて言い返す。


「しとらん‼︎そもそも、私に彼氏がいるかいないかなんてあんた知らないでしょ‼︎」


「あー、すみません。見たらわかります。」


「お前、修行してこい。天使のような心の持ち主になって私の前に現れて。」



「痛いとこつかれたからって話そらさないでくださいよ。」





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