(完)年下男子に惚れました
そんな時だった。





「いい加減にしてよ‼︎ いっつもベラベラ喋って‼︎中体連近いんだからちゃんと考えてくれない⁉︎」


とうとうキャプテンがキレた。


相手は二年生の女子、三人組。



みんなが動きを一斉に止めてキャプテンに注目する。



「あんたたち、喋りたいだけなら帰ってくれない?迷惑。」


冷たい目で吐き捨てるように言葉を並べるキャプテン。


相当、イライラが溜まってたことがわかる。



そんなキャプテンの前に立つ、三人組はしばらくキャプテンを睨みつけ、やっと1人が口を開いた。



「先輩が言えますか?」


「はあ?」


挑発的なその言葉にキャプテンの眉間に皺が寄る。


その光景に一気にギャラリーに緊張感が走る。



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