(完)年下男子に惚れました
「この際だから言いますけど、鍵を開けるのってずっと三年生の仕事でしたよね?今、開けてるのって大体優菜で、優菜が来ない時は二年生が開けてるの知ってます?」


一人が淡々と喋り、もう一人が続ける。


「知ってましたよね?でも気づいてないふりしてましたよね?そりゃあ、先輩たちは、道場の中ではすごく頑張ってらしたと思いますよ?でも、道場に来るまで、どうしてました?」



「…は?」



だんだん、キャプテンも含めて、三年生のテンションが下がっていく。



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