(完)年下男子に惚れました
「ベラベラ、友達としゃべってましたよね?三年生があまりにも遅すぎて私たち、時々自主練してましたよ? 先輩たちに私たちに起こる権利があるんですか?」



「…確かにそれは悪かったけどさあ…あんたたちだって喋ってたじゃん!」


「は?先輩たちが喋ってたのはいいんですか?わけわかんないんですけど。」


「そもそも、あんたらうちらのこと舐めてたでしょ!あんま調子乗んなよ!」


「言い返せないから話し変えるんですかあ?最低ですね。」


どんどん激しくなっていく言い合い。



男子と、一年生の女子、二年生女子の残りのメンバーの焦りが大きくなっていく。


「莉桜…。」


隣にいた莉桜に思わず話しかけるけど、莉桜も難しそうな顔をして首を振る。


「まじでやめてくんない⁉︎うざいんだけど‼︎」


「うざいのは先輩たちですよ。先輩の立場利用しすぎですよ。」




今にも掴みかかりそうな両者を抑えたのは男子キャプテンだった。




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