(完)年下男子に惚れました
うっわ。超タイプ。


思わず見入ってしまった。


小さな顔に乗った、綺麗なパーツたち。


手足は長くて、スタイルも抜群。


ま、いわゆるイケメンってやつがそこには立っていた。



しばらく、見惚れていた。



そしたら、



「アホ面になってますよ。」


ニコニコと笑いながら目の前の男が言った。


許さん。


そう決めた私は警戒体制をとった。


「あんた誰。」


まずは名前だ。


「一年の黒田悠雅でーす。剣道場行きたいんっすけどー。」


「ああ、私は如月優菜。剣道部の二年生で、って、何でおとなしく自己紹介してるんだ…。」


慌てて自分を落ち着けていると、一年生はさらにニヤニヤと笑う。



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