(完)年下男子に惚れました
すうっと息を吸って大きな声で言った。


「先輩!二年女子!ちょっといいっ…いいでしょうか⁉︎」


この場合、敬語の方がいいんだよね。


そんな馬鹿みたいなこと気にする。


両者とも始め、驚いていたが、何を言おうとしているのかを察して鋭い目でこっちを睨む。



うう…。



思わずその目に戦意を喪失しかけたが、ふいに振り向くと悠雅が口パクで頑張れって言ってくれて…


グッと拳に力を入れる。



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