(完)年下男子に惚れました

無表情でその光景を見つめていた三人組は顔を見合わせて頷きあって1人が口を開いた。


「私たちこそ初めから言いたいことがあるなら言えばよかったのに部活中の態度で反抗したりして間違ったことしてすみませんでした。みんなにも迷惑かけました。本当にすみません。」


そう言って頭を下げた。


「よしっ、じゃここから、優菜が言ってくれたようにもう一回やり直そう。
円陣でも組もうよ。」


「お前がよくそんなこと言えるな。」


キャプテンと男子キャプテンの鋭いツッコミで部内が一気に笑い声に包まれる。


結局、円陣を組むことになってみんなで肩を組みあった。


「城北一中ーー



「「ファイトーッ‼︎」」


ああ、私この剣道部が大好きだ。