(完)年下男子に惚れました
しばらくして、川口くんが口を開いた。
「理由は?」
「…私、好きって気持ちちゃんとわかってなくて…」
うまく言葉が続かず、途切れた私の言葉を引き継いでくれたのは川口くんだった。
「俺のことは初めから好きじゃなかった。」
返事が出来ず俯いていると、川口くんは眉毛を下げて笑った。
「おかしいと思ってたんだよ。一回も喋ったことがなかった如月さんが俺のことを好きなんて。そういうことだったのか。」
「ごめんなさい…。」
謝ることしかできない自分が申し訳ない。
「いいんだよ。うん。分かった。別れよう。でも、別れてからも友達でいてくれる?」
だけど、川口くんはこんな最低な私に優しい言葉をかけてくれる。
どうして、こんな人を傷つけてしまうんだろう。
「もちろんだよ!」
涙をこらえて力強く頷く。
「理由は?」
「…私、好きって気持ちちゃんとわかってなくて…」
うまく言葉が続かず、途切れた私の言葉を引き継いでくれたのは川口くんだった。
「俺のことは初めから好きじゃなかった。」
返事が出来ず俯いていると、川口くんは眉毛を下げて笑った。
「おかしいと思ってたんだよ。一回も喋ったことがなかった如月さんが俺のことを好きなんて。そういうことだったのか。」
「ごめんなさい…。」
謝ることしかできない自分が申し訳ない。
「いいんだよ。うん。分かった。別れよう。でも、別れてからも友達でいてくれる?」
だけど、川口くんはこんな最低な私に優しい言葉をかけてくれる。
どうして、こんな人を傷つけてしまうんだろう。
「もちろんだよ!」
涙をこらえて力強く頷く。