(完)年下男子に惚れました
最後に川口くんは言った。


「如月さん、如月さんの悩みちゃんと聞いてあげられなくてごめん。俺、あの時舞い上がりすぎてた。本当にごめんね。もし、友達の俺にも言えることなら何でも相談して。次は必ず力になるから。」


その言葉にまた謝罪の言葉が口から出そうになったがグッと飲み込んだ。


そして、とびきりの笑顔で言った。


「ありがとう。」



そして、去っていく川口くんの背中にそっともう一度呟いた。


「ごめんね。ありがとう。」



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