(完)年下男子に惚れました
「優菜そんなに落ち込まないで…。」


「そうだよ‼︎人間なんども別れて成長していくのよ‼︎」


「まあ元気出しなよ。…てか、そもそも振った側の優菜をなんで励まさなきゃいけないわけ。」


休み時間、
夏実の真実の励ましの言葉と、瑠衣のちょっと馬鹿にしたような励ましの言葉と、蒼の心のこもっていない励ましの言葉を受けている私。


「自分がさあ、情けなさすぎてー、ダメ人間すぎてー、ううう…。」


昼休み教室に戻ってきてからというもの私はずっと机に張り付いている。


まあ、こうもずっとうじうじされていたら素直に励ます気もなくなるだろう。




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