(完)年下男子に惚れました

「次、坂井中の2年なんだからね‼︎そんな甘く見てたらやられるからね？」


そう確認するともう精神統一が始まっているのか、正面を見据えたまま静かに答えた。


「甘く見てないっすけど、勝ちます。」


その眼差しにドキッとしながらも何とか抑える。


「全国行くんだから当たり前でしょ。勝ってきてよ。」


そんな素直じゃない私の言葉に悠雅はなぜか笑って言った。


「はいはい。」