sweet loves
『あっ愛華・・愛華っ!!
次降りる駅じゃない?』
『本当だー、行こっ唯』
『うん♪』
――――――――――
しばらくして2人は立ち止まった。
『・・・!!』
『わぁぁぁぁ・・』
唯は開いた口が塞がらないといった感じだ。
まあそれもそのはず
目の前のには広ーい庭、
その先に何があるのかなんて
見えないほど広かった。
そしてそのまん中には
沢山の花に囲まれた長ーい道。
そこを通って行く西條学園の制服を
身にまとった美男美女(?!)。
唯が急に制服の裾を引っ張って
『ねぇねぇここって西條学園だよね?』
『門に書いてあったでしょ』
『なんか私たち凄いとこに
来ちゃったみたいだねぇ』
『なんで?楽しくなりそうじゃん♪』
不安そうな顔の唯を横に
愛華の顔は好奇心に充ち溢れていた。
そして愛華は唯の手を引き
先の見えない道を進んでいった。