一方通行 1
prologue
「はぁっ・・・こっち見て。」
私の上に覆いかぶさってる彼が、色っぽく言うと
そっぽを向いてた私の顔を、無理やり向けさせた。
・
・
いつもの行為
私に愛情はあるけど、彼にはない
私は代わりだから
それを実感したくなくて、他の女を想って抱いてるって分かってるから
彼から目を背ける。
・
・
それでも、代わりでもいいと言ったのは私
そんな形でも、傍にいたかったから
・
・
「凛那。」
なんで私を呼ぶの?
あなたの好きな人は私じゃないでしょ・・・
そんな顔で、そんな声で
呼ばないでよ・・・
・
・
上にいる彼に手を伸ばし、頬に触れると
「私の事・・・好き?」
分かり切ってる答えを聞く。
・
・
何も答えない彼
分かってるよ
「冗談・・・」
ふっと笑うと、また顔をそむけた。
・
・
すると、またも無理やり向けさせられ
「んんっ・・・」
答えられない代わりに、深いキスを浴びせてくる。
ねじ込まれる舌を、必死に受け止める。
同時に、動きだす彼
襲う快感
・
・
・
間違ってる?
世間から見たらそうかも
好き同士でもない、付き合ってもいない
でも私にとって、この時間が
彼と唯一
繋がっていられる時だから・・・
・
・
・
分かってたんだ
間違ってるってことくらい
でもそんなの気にならないくらい
私は彼に堕ちていた
・
・
・
あの時、あんなことを言わなければ
ただの、幼馴染のままでいられたのかもしれない
こうして、苦しんだりせず・・・
・
目をつむった拍子に、涙が流れ落ちた。
私の上に覆いかぶさってる彼が、色っぽく言うと
そっぽを向いてた私の顔を、無理やり向けさせた。
・
・
いつもの行為
私に愛情はあるけど、彼にはない
私は代わりだから
それを実感したくなくて、他の女を想って抱いてるって分かってるから
彼から目を背ける。
・
・
それでも、代わりでもいいと言ったのは私
そんな形でも、傍にいたかったから
・
・
「凛那。」
なんで私を呼ぶの?
あなたの好きな人は私じゃないでしょ・・・
そんな顔で、そんな声で
呼ばないでよ・・・
・
・
上にいる彼に手を伸ばし、頬に触れると
「私の事・・・好き?」
分かり切ってる答えを聞く。
・
・
何も答えない彼
分かってるよ
「冗談・・・」
ふっと笑うと、また顔をそむけた。
・
・
すると、またも無理やり向けさせられ
「んんっ・・・」
答えられない代わりに、深いキスを浴びせてくる。
ねじ込まれる舌を、必死に受け止める。
同時に、動きだす彼
襲う快感
・
・
・
間違ってる?
世間から見たらそうかも
好き同士でもない、付き合ってもいない
でも私にとって、この時間が
彼と唯一
繋がっていられる時だから・・・
・
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・
分かってたんだ
間違ってるってことくらい
でもそんなの気にならないくらい
私は彼に堕ちていた
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あの時、あんなことを言わなければ
ただの、幼馴染のままでいられたのかもしれない
こうして、苦しんだりせず・・・
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目をつむった拍子に、涙が流れ落ちた。
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