一方通行 1
物置状態の机
その上に乗ってる、幼い頃の4人の写真。
共通の写真で、4人が一枚持ってる
・
この頃は、好きだとかそんな感情が分からない子供で
いつも笑ってて
楽しかった
・
・
戻れることなら戻りたい
好きじゃなくなれるなら、そうしたい
私だって
今の関係を壊したくない
・
・
私が我慢すれば、済む話なのに・・・
「私の感情さえなくなれば、戻れるのにね・・・」
・
・
幸せそうに笑ってる幼い頃の私達
ずっと見ていられなくて
静かに、写真たてを倒した。
・
・
・
・
ドタドタッ!
「うるさ・・・」
何事かと思い、椅子から立ち上がる。
・
・
大「お邪魔しまーす!」
勢いよく開けられたドアと共に
大きな声で入ってきた大翔。
・
さっきのうるさいのは、階段上る音だったのか
もっと静かに上がってこれないもんかね・・・
「何?今日、ゲームの気分じゃないんだけど。」
ベッドに腰掛けると、けだるく言う。
大「そう言うなよ。お前との日課こなさないと、一日が終わった気がしない。」
知るか。
私の意思など無視し、勝手にゲームソフトのある棚を物色していく。
もう勝手にさせておこうと思い、勢いよく寝転ぶ。
・
・
大「寝るのか?」
「んー。」
寝転んだまま答える。
大「じゃあ、俺も寝よ。」
「は?」
どう言う意味だろうと、起き上がろうとするが
大「寝るんだろ?」
起き上がろうとした私を無理やり寝転ばせると
狭いベッドの上、私の隣に仰向けに寝転んだ。
・
・
「ここで寝る気?」
大「お前の匂いこもってるから、すぐ寝れる。」
こんな狭い所で寝てほしくないのと
昨日の今日の事
しかも
「匂いとか、変態だから。キモい。」
今日の昼から思ってたけど。
幼馴染じゃないと通じない冗談だ。
・
・
大「しょうがねーだろ!お前の匂いが落ち着くのは、事実なんだし。」
そう言うと、私の後頭部に手を回し
頭に顔をうずめてきた。
その上に乗ってる、幼い頃の4人の写真。
共通の写真で、4人が一枚持ってる
・
この頃は、好きだとかそんな感情が分からない子供で
いつも笑ってて
楽しかった
・
・
戻れることなら戻りたい
好きじゃなくなれるなら、そうしたい
私だって
今の関係を壊したくない
・
・
私が我慢すれば、済む話なのに・・・
「私の感情さえなくなれば、戻れるのにね・・・」
・
・
幸せそうに笑ってる幼い頃の私達
ずっと見ていられなくて
静かに、写真たてを倒した。
・
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・
ドタドタッ!
「うるさ・・・」
何事かと思い、椅子から立ち上がる。
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大「お邪魔しまーす!」
勢いよく開けられたドアと共に
大きな声で入ってきた大翔。
・
さっきのうるさいのは、階段上る音だったのか
もっと静かに上がってこれないもんかね・・・
「何?今日、ゲームの気分じゃないんだけど。」
ベッドに腰掛けると、けだるく言う。
大「そう言うなよ。お前との日課こなさないと、一日が終わった気がしない。」
知るか。
私の意思など無視し、勝手にゲームソフトのある棚を物色していく。
もう勝手にさせておこうと思い、勢いよく寝転ぶ。
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大「寝るのか?」
「んー。」
寝転んだまま答える。
大「じゃあ、俺も寝よ。」
「は?」
どう言う意味だろうと、起き上がろうとするが
大「寝るんだろ?」
起き上がろうとした私を無理やり寝転ばせると
狭いベッドの上、私の隣に仰向けに寝転んだ。
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「ここで寝る気?」
大「お前の匂いこもってるから、すぐ寝れる。」
こんな狭い所で寝てほしくないのと
昨日の今日の事
しかも
「匂いとか、変態だから。キモい。」
今日の昼から思ってたけど。
幼馴染じゃないと通じない冗談だ。
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大「しょうがねーだろ!お前の匂いが落ち着くのは、事実なんだし。」
そう言うと、私の後頭部に手を回し
頭に顔をうずめてきた。