一方通行 1
どうしよう








あれからどのくらい時間が経ったか分からないけど









早く脱出したい!


























もうこの際誤解されてもいいから、母さん来て!








取り合えず、この状況から脱したい







そうすれば後で、いくらでも誤解解けるし







































大「んー・・・」









え、何?









固まってると







何か寝言を言いながら、寝返りをうった大翔。







その拍子で、私の後頭部から大翔の手が外れた。



























この隙にと、大翔からの手から逃れると






ベッドを降りる。


















「ったく、このバカ!」








小さく怒ると、バシッと叩いてやった。







何も反応がなく寝てる大翔に、呆れると同時に








すこしおかしくなってくる。





























大翔だけだ








昔から変わらず、子供気分が抜けないのは

















普通だったら、いい歳した男女が一緒に寝ないでしょ







まぁ、異性に見えないって言うのもあるんだろうけど




























大翔が羨ましい








唯一、子供の頃から変わらなくて








好きとか嫌いとか









そんなものに捕われてなくて
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