一方通行 1
「のんきなもんね。」
大翔の寝顔を見つめる
大きくなって寝顔なんて、意識して見たことなかったけど
黙ってたら、昔みたく可愛らしいのに。
・
子供っぽく見えても、大翔も成長したんだよね
気づかない内に大きくなって、力も敵わなくなった。
いつまでも子供扱いしてたけど、立派な男だ
「ちょっとは見直してやるよ。」
寝てる大翔の頭を、軽くデコピンをすると
笑いかけて言った。
・
・
・
「よし。」
大翔はこのまま寝かせといて、私は風呂に入るか。
・
着替えを出すと、風呂に向かう。
・
・
・
「んー、いい湯。」
思いきり足を伸ばして入る湯船は最高。
一日の疲れとか、モヤモヤとか
汚くなった自分が、洗われる気がする。
・
だから毎回、風呂で自覚する
私は何を考えてたんだろうと
醜い自分を叱責する。
・
・
風呂に入って自覚したところで
もう遅いのに・・・
大翔の寝顔を見つめる
大きくなって寝顔なんて、意識して見たことなかったけど
黙ってたら、昔みたく可愛らしいのに。
・
子供っぽく見えても、大翔も成長したんだよね
気づかない内に大きくなって、力も敵わなくなった。
いつまでも子供扱いしてたけど、立派な男だ
「ちょっとは見直してやるよ。」
寝てる大翔の頭を、軽くデコピンをすると
笑いかけて言った。
・
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・
「よし。」
大翔はこのまま寝かせといて、私は風呂に入るか。
・
着替えを出すと、風呂に向かう。
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・
「んー、いい湯。」
思いきり足を伸ばして入る湯船は最高。
一日の疲れとか、モヤモヤとか
汚くなった自分が、洗われる気がする。
・
だから毎回、風呂で自覚する
私は何を考えてたんだろうと
醜い自分を叱責する。
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風呂に入って自覚したところで
もう遅いのに・・・