一方通行 1
「うぃー。」








風呂上がりのコーヒー牛乳を一気飲みする。







さすが、風呂上りは別格だ。









タオルを首にかけたまま、コーヒ牛乳を手に部屋に戻ろうと階段を上がる。


























取りあえず、そのまま寝かせとくのもどうかと思うし、一回起こそう









そう思い、階段を上り終えると








「あれ?」








私の部屋のドアが開いてる事に、気づく。







あれ、閉めて出たよね?








大翔が起きたのかな







そう思い、そっと部屋のドアまで近づく。





































そのまま入れば良かったのに









少し違和感を感じたんだ



























少し開かれたドアから、中を除くと







相変わらず熟睡してる様子の大翔
























「優那?」








小声でもらす。

















横顔しか見えないけど、寝てる大翔を立って見下ろしてる。


















私の部屋で何してるんだろう



























ドアノブに手をかけ、開けようとした時








ゆっくり屈みだした優那



























大翔の髪にゆっくり触れ、撫でると








顔を近づけ・・・









「っ・・・!」









思わず出そうになった声を、両手で押さえる。





























ドアから離れ、壁にもたれたまま









両手で口を押え、目を見開く。





























優那







今何してた?



























見間違い・・・?


















切なそうな顔で大翔を見つめた後




























大翔の頬に触れた唇





























あれは








見間違いなどではなかった・・・
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