一方通行 1
あれからどれくらい経ったんだろう
もういいだろうと見計らい、トイレをゆっくり出る。
・
・
「閉まってる・・・」
さっきは少し開いてたドア
今は、私が風呂に行った時と同じ状態で、きちんと閉まっている。
もう優那は、自分の部屋に戻ったってことかな・・・
・
それでも油断はできないと、忍び足で部屋の前まで行く。
・
そっとドアに耳を近づけ、人の気配がないか確かめる。
何も聞こえないし、それっぽい感じもしない
大丈夫だ
そう確認し、ドアを開ける。
・
・
先ほどと変わらない光景
優那がいないだけで、熟睡してる大翔だけがいた。
・
こいつは何も知らずにのんきなものだ
目、覚まさなかったのか
覚ましてたら・・・
・
・
それはそれで、私が部屋に戻りづらくなるか。
・
・
「大翔。」
ベッドに腰掛けると、寝てる大翔に話しかける。
・
・
「私ね、雄希が好き。」
知ってるよね
「大翔と優那がくっつけばって思ってる。」
そうすれば雄希は、優那を想えなくなる
「間違ってる?」
大翔は、どう思う?
・
答えもしない、大翔の寝顔に問いかける。
もういいだろうと見計らい、トイレをゆっくり出る。
・
・
「閉まってる・・・」
さっきは少し開いてたドア
今は、私が風呂に行った時と同じ状態で、きちんと閉まっている。
もう優那は、自分の部屋に戻ったってことかな・・・
・
それでも油断はできないと、忍び足で部屋の前まで行く。
・
そっとドアに耳を近づけ、人の気配がないか確かめる。
何も聞こえないし、それっぽい感じもしない
大丈夫だ
そう確認し、ドアを開ける。
・
・
先ほどと変わらない光景
優那がいないだけで、熟睡してる大翔だけがいた。
・
こいつは何も知らずにのんきなものだ
目、覚まさなかったのか
覚ましてたら・・・
・
・
それはそれで、私が部屋に戻りづらくなるか。
・
・
「大翔。」
ベッドに腰掛けると、寝てる大翔に話しかける。
・
・
「私ね、雄希が好き。」
知ってるよね
「大翔と優那がくっつけばって思ってる。」
そうすれば雄希は、優那を想えなくなる
「間違ってる?」
大翔は、どう思う?
・
答えもしない、大翔の寝顔に問いかける。