一方通行 1
「いいよ、間違ってて。」
正しい答えなど、本当はないのかもしれない
「それが・・・私の望んでる本当の心だから。」
あったとしても、正しい答えなどに従わない
私は、私の心に従う。
・
・
・
「大翔も、優那が好きでしょ?」
目を細めて見つめる。
・
昔からそうだった
私の周りにいる人はみんな、優那が好きで
女の子も、男の子も
みんなに好かれる優那
・
そんな私を見て哀れに思ったのか、優那は特定の友達を作らず
気難しい私の傍にずっといてくれた。
・
正直、優那を雄希から引き離したいだけじゃない
私のせいで、色々我慢して来た
私のせいで、色々苦労して来た
そんな優那が今、苦しんでるなら
大翔を好きなのなら
私は協力したい
そう思ってる。
・
・
きっと優那は、私が大翔を好きだと勘違いしてる。
ずっと一緒にいるから
だから認めようとせず、ずっと心に留めてる。
自分の思ってる事を隠すのは、優那の昔からの癖だから
・
・
好きな人くらい、我慢させたくない
大翔が好きなのなら、私は自分の利害の前に
心から応援できる。
・
・
・
そんな風に考えてた私は
余計なお世話だったのだ
・
優那の考えてる事、大翔の考えてる事
あの二人の
本当の関係を
何も知らずに・・・
正しい答えなど、本当はないのかもしれない
「それが・・・私の望んでる本当の心だから。」
あったとしても、正しい答えなどに従わない
私は、私の心に従う。
・
・
・
「大翔も、優那が好きでしょ?」
目を細めて見つめる。
・
昔からそうだった
私の周りにいる人はみんな、優那が好きで
女の子も、男の子も
みんなに好かれる優那
・
そんな私を見て哀れに思ったのか、優那は特定の友達を作らず
気難しい私の傍にずっといてくれた。
・
正直、優那を雄希から引き離したいだけじゃない
私のせいで、色々我慢して来た
私のせいで、色々苦労して来た
そんな優那が今、苦しんでるなら
大翔を好きなのなら
私は協力したい
そう思ってる。
・
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きっと優那は、私が大翔を好きだと勘違いしてる。
ずっと一緒にいるから
だから認めようとせず、ずっと心に留めてる。
自分の思ってる事を隠すのは、優那の昔からの癖だから
・
・
好きな人くらい、我慢させたくない
大翔が好きなのなら、私は自分の利害の前に
心から応援できる。
・
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そんな風に考えてた私は
余計なお世話だったのだ
・
優那の考えてる事、大翔の考えてる事
あの二人の
本当の関係を
何も知らずに・・・