一方通行 1
「先行ってて。」
階段から見下ろしたまま言う。
優「待ってるから、一緒に行こうよ。」
そうは言っても、遅刻寸前。
道連れにはできない。
それに、雄希は二人で行きたいだろうし・・・
・
・
「いいよ。先行ってて。」
それだけ言うと、背を向ける。
雄「いいから早く準備して来いよ。」
ため息と同時に聞こえた、呆れたような声。
・
毎朝のやり取り。
本当は二人がいいくせに、何故か私まで巻き込もうとする。
正直、気分は良くない。
・
・
「大翔と行くから良いってば。どうせあいつも遅刻でしょ。」
手でシッシッとやると、そのまま部屋に向かった。
・
・
「はぁ・・・」
遅刻が確定した今、急ぐことはない。
ベッドに倒れ込むと、大きなため息をつく。
・
「このまま寝ちゃおうかな・・・」
いや、それはマズイな。
私、バカだから内申だけは良くしとかないと。
「んあー!」
背伸びをしながら起き上ると、準備を始めた。
階段から見下ろしたまま言う。
優「待ってるから、一緒に行こうよ。」
そうは言っても、遅刻寸前。
道連れにはできない。
それに、雄希は二人で行きたいだろうし・・・
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「いいよ。先行ってて。」
それだけ言うと、背を向ける。
雄「いいから早く準備して来いよ。」
ため息と同時に聞こえた、呆れたような声。
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毎朝のやり取り。
本当は二人がいいくせに、何故か私まで巻き込もうとする。
正直、気分は良くない。
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「大翔と行くから良いってば。どうせあいつも遅刻でしょ。」
手でシッシッとやると、そのまま部屋に向かった。
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「はぁ・・・」
遅刻が確定した今、急ぐことはない。
ベッドに倒れ込むと、大きなため息をつく。
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「このまま寝ちゃおうかな・・・」
いや、それはマズイな。
私、バカだから内申だけは良くしとかないと。
「んあー!」
背伸びをしながら起き上ると、準備を始めた。