一方通行 1
母「凛那、携帯鳴ってる!」






風呂を済ませ、洗面台で歯磨きをしてると
リビングに置きっぱなしの携帯が鳴ってるようで、母さんが叫ぶ。









「んあー!」








まだ磨いてる途中なのに、誰だよ








それでも磨きながら、リビングに行く。







まだ鳴ってる携帯をタッチすると

























「は?」







思わず、歯ブラシが口から出そうになった。


























だって画面には







さっき帰ったばかりのやつの名前
















暇なのか、こいつは

















拒否のタッチすると、テーブルに携帯を置き
再び洗面台に戻った。



























歯磨きを終え、口をゆすいでると








母「凛那、携帯!」








母さんの声と共に、またも聞こえる着信音。




























ゆすいでた水を吐き出し、タオルで口を拭きながらリビングに戻る。


















「ほんとなんなの。ウザいにも程がある。」







切られたのにかけ直してくる、メンタルの強さ







グチグチ言いながらも、ソファに座り電話にでる。



























大「お前、切るなよ!」








冒頭からデカい声を出され、耳が痛くなる。







「歯磨きしてた。」







うるさっ、と耳を少し離す
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