一方通行 1
「じゃあ行ってくる。」








母「節度は守ってね!」









背を向けた瞬間発せられた言葉に、勢いよく振り返る。








「しつこい!」







そう言うと、気にしてない様子でニコニコしてる。








相手にしてられない







そう思い、ドタドタと歩きながら家を出た。







































「大体、こんな時間に呼び出す大翔が悪い!」








そりゃ、幼馴染とはいえ、周りは変に誤解するわ!



























玄関を出てすぐ、隣の家に向かう。




























ガチャッ!








「うわっ!」









インターホンを押す前に開かれた玄関のドアに驚く。








それも勢いよく開かれ、頭をぶつけそうになった。

























大「遅いから押しかけるとこだったぞ。」







それで、家から出ようとしてたのか。







「来てもらって贅沢言ってんな。大翔がゲーム持って来いって言うから選んでたの!」








そう言うと、持ってきたゲームを胸元に押し付けてやる。









大「お、じゃあやろーぜ。」








こいつのノリについていけなく、呆れていると









大「早く上がれよ。」








無理矢理腕を引かれ、家に入った。
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