一方通行 1
大「聞いてたろ?恋愛とか興味ないって。」







ベットに寝転ぶと、近くにあった漫画を開きだした。








聞いてたのバレてたか・・・

























「でもさ、あんなに綺麗な優那が傍にいて、何も感じないの?」








寝転んでる大翔に近寄ると、ベッドに頬杖をつく。









雄希は、優那を好きになったのに







大翔は違うの?




























大「あのな。」







漫画をパタンと閉じると








大「恋愛なんて、ロクなもんじゃねーだろ。お前が一番分かってるだろ?」








ロクなもんじゃない








確かにそうかも









「うん。私なんか、失恋決定してるしね。」


















大翔の横に仰向けに寝転ぶと









「そんな事言ってるけど、じゃあ結婚とかしないつもり?」








寝転んだまま、大翔の方に顔を向ける。








うつぶせで頬杖をついたままの大翔








大「そういう事考えるの、まだ早いだろ。」








「そういう事言ってると、気づいたら婚期逃すよ。」








大翔が閉じた漫画を奪うと、開いて読みだす。









お、これ
発売待ってた新巻!







少し気分が上がる。




























大「お前が無事結婚できたら、考えるよ。」









「は?」









その言葉に、夢中になってた漫画から顔を上げる。
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