君に遺された恋
レグルス  約束の朝
ー 君が好きだ。ミラ… ー

目が覚めると僕は全身にびっしょりと汗をかいていた。

嫌な夢…?
いや、僕は大好きなミラの夢を見ていたはずだ。


夢で良い…君にもう一度会いたい。


そんなまどろみも束の間。
ノックの音と共にドアの外から使用人アルの声がする。


「レグルス様、お目覚めですか?」

「あぁ…今起きたところだけど…」

「ミラ様がお越しです。約束があると…」

ミラ…?!あぁ!そうだ!
今何時…って寝坊だ!

「すぐ支度する!」

僕はこの日を待ち望んでいたんだ。
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