君に遺された恋
着替えを渡すとレグルス様が口を開く。
「ねぇアル?一つお願いしたい事があるんだけど…」
「はい…?」
レグルス様が私に何か頼むなんて、そんな珍しい事じゃない。
毎日身の回りのお世話をしているし、
改めて お願いしたいことがある と言われると身構えてしまう。
「実は…城の外へ抜け出したいんだ。」
「は?!」
「いや、その、なんていうか…
城から出て、自分の目で外の世界を見たいんだ。」
「はぁ…」
分かったような分からないような理由…
「それなら王様に頼まれてはいかがですか?
外の世界にしばらく出ていたいと…」
王子を危険な目に合わせるなんて見過ごせない…
「いや、父様は簡単に許してくれない…」
レグルス様がうつむいて小さな声でつぶやく。
「でも…どうしても出たいんだ…」
今にもつぶれてしまいそうなレグルス様の声…
好きな人の笑顔の為…私には何ができる…?
「ねぇアル?一つお願いしたい事があるんだけど…」
「はい…?」
レグルス様が私に何か頼むなんて、そんな珍しい事じゃない。
毎日身の回りのお世話をしているし、
改めて お願いしたいことがある と言われると身構えてしまう。
「実は…城の外へ抜け出したいんだ。」
「は?!」
「いや、その、なんていうか…
城から出て、自分の目で外の世界を見たいんだ。」
「はぁ…」
分かったような分からないような理由…
「それなら王様に頼まれてはいかがですか?
外の世界にしばらく出ていたいと…」
王子を危険な目に合わせるなんて見過ごせない…
「いや、父様は簡単に許してくれない…」
レグルス様がうつむいて小さな声でつぶやく。
「でも…どうしても出たいんだ…」
今にもつぶれてしまいそうなレグルス様の声…
好きな人の笑顔の為…私には何ができる…?