君に遺された恋
コンコン
「ジオラスです。往診に来ました。」
「…」
「また何も食べてないんですか?トリア様」
「…」
「もしもーし」
「…」
「もう出産してから5日ですよ?」
「…」
「はぁ…ちょっと熱はかりますよ」
「触らないで…」
「なんだ声出るんじゃん」
「…」
「ちゃんとご飯食べるんですよ。」
心が不安定だった私は、毎日往診に来るジオラス先生がすごく嫌いだった。
ひとりで居たいのに…
彼は私を一人にしてくれなかった。
「ジオラスです。往診に来ました。」
「…」
「また何も食べてないんですか?トリア様」
「…」
「もしもーし」
「…」
「もう出産してから5日ですよ?」
「…」
「はぁ…ちょっと熱はかりますよ」
「触らないで…」
「なんだ声出るんじゃん」
「…」
「ちゃんとご飯食べるんですよ。」
心が不安定だった私は、毎日往診に来るジオラス先生がすごく嫌いだった。
ひとりで居たいのに…
彼は私を一人にしてくれなかった。