君に遺された恋
「驚かせてすまないね、君は魔女かい?お名前は?」
「はい。魔女です。シャーラといいます。」
「よろしい。採用。」
「ぇえ?!」
「ふふふ、実は応募をかけたのに全然魔女が居なくてねぇ、困ってたんだよ。」
「はぁ…でもどんなお仕事ですか?」
「この国にとって困った事象が発生したとき、君の力が借りたいんだ。」
「…と、いいますと?」
「心を変える力で人の争いごとを無くして欲しい。」
「?!それって内乱や戦争を止めるって事ですか?!」
「そういうことになるね。」
「…」
「人は愚かだよ。そして弱い。弱さを隠すために武器を持つんだ。」
「…」
「そして大切な人を失ってから後悔する。」
なんだかとても規模の大きい話だ…
私にどうにかできる問題なのだろうか。
「君の力で国を、人を守ってやってくれないか。」
しばらくの沈黙の後、
私は使命感に駆られ、腹をくくった。
今まで必要とされてこなかった分、これからは輝くんだ。
人のために魔法を使って、生きていて良いと実感したい。
「はい。王様。引き受けます。」
「はい。魔女です。シャーラといいます。」
「よろしい。採用。」
「ぇえ?!」
「ふふふ、実は応募をかけたのに全然魔女が居なくてねぇ、困ってたんだよ。」
「はぁ…でもどんなお仕事ですか?」
「この国にとって困った事象が発生したとき、君の力が借りたいんだ。」
「…と、いいますと?」
「心を変える力で人の争いごとを無くして欲しい。」
「?!それって内乱や戦争を止めるって事ですか?!」
「そういうことになるね。」
「…」
「人は愚かだよ。そして弱い。弱さを隠すために武器を持つんだ。」
「…」
「そして大切な人を失ってから後悔する。」
なんだかとても規模の大きい話だ…
私にどうにかできる問題なのだろうか。
「君の力で国を、人を守ってやってくれないか。」
しばらくの沈黙の後、
私は使命感に駆られ、腹をくくった。
今まで必要とされてこなかった分、これからは輝くんだ。
人のために魔法を使って、生きていて良いと実感したい。
「はい。王様。引き受けます。」