君に遺された恋
トロンとした幸せそうな目でミラが僕を見つめているかと思うと、
彼女は少しの間をおいて急に吹き出して笑った。
「あっははっおっかしー!レグルスやっぱり変だ!好きなのは、このクッキーでしょ?」
「ふぇ?!」
ここにきて、前言撤回?
いやいや、もう引き下がれない。
絡められた指を今度はしっかり握り返し、僕は勇気を振り絞った。
「ミラ。僕は君が好きだ。」
愛しさを言葉に込めて、ミラを一生懸命見つめる。
そして僕は握られた手を引き寄せてミラの指にキスをした。
これ以上の愛し方が分からない。
この城の中で恋をする事なんてないから、ミラが初めて好きになった人だ。
大事にしたい。触れたい。
柔らかい君の肌は触ると壊れそうで、どうしたらいいのかわからない。
ミラはしばらくキョトンとしていたけど、
僕がしたように絡めた指を自分の方へ引き寄せ、僕の指に優しくキスをした。
「私もよ。レグルス…やっと言えた。」
彼女は少しの間をおいて急に吹き出して笑った。
「あっははっおっかしー!レグルスやっぱり変だ!好きなのは、このクッキーでしょ?」
「ふぇ?!」
ここにきて、前言撤回?
いやいや、もう引き下がれない。
絡められた指を今度はしっかり握り返し、僕は勇気を振り絞った。
「ミラ。僕は君が好きだ。」
愛しさを言葉に込めて、ミラを一生懸命見つめる。
そして僕は握られた手を引き寄せてミラの指にキスをした。
これ以上の愛し方が分からない。
この城の中で恋をする事なんてないから、ミラが初めて好きになった人だ。
大事にしたい。触れたい。
柔らかい君の肌は触ると壊れそうで、どうしたらいいのかわからない。
ミラはしばらくキョトンとしていたけど、
僕がしたように絡めた指を自分の方へ引き寄せ、僕の指に優しくキスをした。
「私もよ。レグルス…やっと言えた。」