君に遺された恋
30分くらいだったろうか、
私は彼の血を舐め続け、
遂に気分が悪くなった。
当たり前だ。一滴で足りる血をがぶがぶ飲み続けたのだから。
するとしばらくしてエルナーの指先がピクッと動く。
ゆっくりと目を開けるエルナー。
良かった。生きていた。そう思った瞬間、
エルナーはエルナーで無くなってしまったように
私の服を勢いよく引きちぎった…!
「なっ…」
「お前が羨ましい。自由に生きているお前が…!!」
大粒の涙を流したエルナーが大声を上げて「壊れ」始める。
私は彼の血を舐め続け、
遂に気分が悪くなった。
当たり前だ。一滴で足りる血をがぶがぶ飲み続けたのだから。
するとしばらくしてエルナーの指先がピクッと動く。
ゆっくりと目を開けるエルナー。
良かった。生きていた。そう思った瞬間、
エルナーはエルナーで無くなってしまったように
私の服を勢いよく引きちぎった…!
「なっ…」
「お前が羨ましい。自由に生きているお前が…!!」
大粒の涙を流したエルナーが大声を上げて「壊れ」始める。