はじめましてを何度でも。
二回目のはじめまして
「‥‥」
彩家まで送った次の日、俺はまた早い時間に目が覚めた。
「7:00って‥‥」
数日前の俺なら信じられないくらいの時間。
しかも二日続けて。
「俺も早起き体質になったってことかよ」
一人で愚痴りながらリビングに向かう。
そこには昨日と同じく母さんがいた。
「あら‥‥
何かあったの?」
「‥‥目ぇ覚めた」
「朝ご飯、出来てるわよ」
テーブルの上に用意してあったのはいつも通りの美味しそうな朝飯。