はじめましてを何度でも。
一回目のはじめまして
「‥‥」
七月も終盤に入り夏本番という時期、俺は珍しく朝早く目が覚めた。
「6:45‥‥
まじかよ‥‥」
いつもならまだ熟睡しているような時間。
自慢ではないが俺は朝が苦手な方だと思う。
いや、はっきり言って苦手だ。
低血圧だとか言う言い訳をしてもいいのなら、俺がいつも起きる時間は8:10頃。
つまり、俺にしてはとてつもない早起きをした事になる。
確か今日は、例の転入生が来る日‥‥だったな。
偶然にもその転入生が引っ越してくる所は、俺がいつも世話になってるばぁちゃんの家。