強引同期と偽装結婚することになりました
教えてくださいもなにも、何も教えることはない。だって私たちまだそんな関係にはなってない。
新婚生活なんてものもない。優木くんはまだ実家暮らしだし、私はなんとか、今もあそこに一人で住んでいる。
だからまだ新婚生活なんてものもないし、戦友としか言いようがない。でも、目の前の美夏ちゃんは目を輝かせて私の言葉を待ってるし。困った。
「もう、もったいぶらずに教えてくださいよ。どうなんですか?回数派?」
「ま、まあね。ほらでもそこはご想像にお任せしますって感じかな」
まあねとか言っちゃった。回数なんて知らないよ。勝手に決めてごめん、優木くん。
「回数派なんだ。でも、すごいですよね。葵さんと優木さん。普通、夫婦ならある程度はやっぱり分かると思うのに全然そんな素ぶりも見せないし、本当見てたら同期って感じで」
「・・・ねえ。私もそう思う」
「えっ?」
「えっ?いや私たちほら、元々同期で仲良かったからその延長って感じでそう見えるのかも」
戦友だもん。今は。でも、時々不安になる。私はもっとたくさん優木くんと過ごす時間が欲しい。
一緒に住みたいのに優木くんはそんなこと思ってないんだろうな。やっぱりまだ家族には勝てないか。
新婚生活なんてものもない。優木くんはまだ実家暮らしだし、私はなんとか、今もあそこに一人で住んでいる。
だからまだ新婚生活なんてものもないし、戦友としか言いようがない。でも、目の前の美夏ちゃんは目を輝かせて私の言葉を待ってるし。困った。
「もう、もったいぶらずに教えてくださいよ。どうなんですか?回数派?」
「ま、まあね。ほらでもそこはご想像にお任せしますって感じかな」
まあねとか言っちゃった。回数なんて知らないよ。勝手に決めてごめん、優木くん。
「回数派なんだ。でも、すごいですよね。葵さんと優木さん。普通、夫婦ならある程度はやっぱり分かると思うのに全然そんな素ぶりも見せないし、本当見てたら同期って感じで」
「・・・ねえ。私もそう思う」
「えっ?」
「えっ?いや私たちほら、元々同期で仲良かったからその延長って感じでそう見えるのかも」
戦友だもん。今は。でも、時々不安になる。私はもっとたくさん優木くんと過ごす時間が欲しい。
一緒に住みたいのに優木くんはそんなこと思ってないんだろうな。やっぱりまだ家族には勝てないか。