強引同期と偽装結婚することになりました
「・・・お疲れ様」
やった。決まった、私のツアー。嬉しくてたまらない気持ちで豊嶋マリンシティ株式会社のビルを出ると社用車に凭れる祐の姿。
「ごめんな、間に合わなくて迎えにだけしか来れなくて」
「・・・迎えにだけじゃないよ。ありがとう。祐のおかげでツアー決まったよ」
「俺じゃない。葵の企画が認められたんだ。良かったな、頑張ってきたもんな、今までずっと 」
ここが、営業先のビルの前だというのに祐の胸に飛び込んで声を上げて、泣いた。そんな私を隠すかのように包み込んでくれる彼。
本当に彼は私の全てにおいて最高のパートナー。
「ありがとう、本当にありがとう。祐がいてくれて、本当に心強いし、嬉しい」
「こらこら、まだ安心するなよ、ツアーが成功して初めて達成感を感じること。俺もできること全面的に協力するから、ラストスパート、頑張ろうな」
それからは怒涛の毎日、ツアーの売り込みのために社長と共に子ども服のお店など、子育てママが来るような場所での宣伝依頼。
グループ会社であるバス会社に女性運転士の依頼。松永さんや保育士さんとの打ち合わせ、とにかく走り回っていた。
やった。決まった、私のツアー。嬉しくてたまらない気持ちで豊嶋マリンシティ株式会社のビルを出ると社用車に凭れる祐の姿。
「ごめんな、間に合わなくて迎えにだけしか来れなくて」
「・・・迎えにだけじゃないよ。ありがとう。祐のおかげでツアー決まったよ」
「俺じゃない。葵の企画が認められたんだ。良かったな、頑張ってきたもんな、今までずっと 」
ここが、営業先のビルの前だというのに祐の胸に飛び込んで声を上げて、泣いた。そんな私を隠すかのように包み込んでくれる彼。
本当に彼は私の全てにおいて最高のパートナー。
「ありがとう、本当にありがとう。祐がいてくれて、本当に心強いし、嬉しい」
「こらこら、まだ安心するなよ、ツアーが成功して初めて達成感を感じること。俺もできること全面的に協力するから、ラストスパート、頑張ろうな」
それからは怒涛の毎日、ツアーの売り込みのために社長と共に子ども服のお店など、子育てママが来るような場所での宣伝依頼。
グループ会社であるバス会社に女性運転士の依頼。松永さんや保育士さんとの打ち合わせ、とにかく走り回っていた。