強引同期と偽装結婚することになりました
千鶴ちゃん、少しふっくらした?そんな失礼なことを思いながら、申込用紙を手渡した。
「大きくなったでしょ。でも、保育所は待機待ち。地域の子育てセンターにいっても、馴染めなくて朝から晩まで二人。はけ口にお菓子を食べてたらこんなになっちゃった」
「・・・千鶴ちゃん、私は千鶴ちゃんみたいにはならないよ。そのために企画したから。今回は一回きりだけど、いつかこれを定期的に開催出来るようにしたい。そして、自分が子育てするようになっても続けていられるようにしたい。子育ての自由時間を少しでも取れるように」
「・・・八つ当たりして、ごめんね。ツアー楽しみにしてる」
申込用紙に記載した千鶴ちゃんは私の顔を見ることなく、そう言うと祐と遊んでいた息子くんと一緒に帰って行った。
店舗販売の甲斐あってか、ツアーはあっという間に完売。花純さんには一番に連絡して手紙のお礼に招待したいと申し出ていた。
それなのに、こちらの方が感謝していると招待ではなく客として参加したいと言われてしまった。
「大きくなったでしょ。でも、保育所は待機待ち。地域の子育てセンターにいっても、馴染めなくて朝から晩まで二人。はけ口にお菓子を食べてたらこんなになっちゃった」
「・・・千鶴ちゃん、私は千鶴ちゃんみたいにはならないよ。そのために企画したから。今回は一回きりだけど、いつかこれを定期的に開催出来るようにしたい。そして、自分が子育てするようになっても続けていられるようにしたい。子育ての自由時間を少しでも取れるように」
「・・・八つ当たりして、ごめんね。ツアー楽しみにしてる」
申込用紙に記載した千鶴ちゃんは私の顔を見ることなく、そう言うと祐と遊んでいた息子くんと一緒に帰って行った。
店舗販売の甲斐あってか、ツアーはあっという間に完売。花純さんには一番に連絡して手紙のお礼に招待したいと申し出ていた。
それなのに、こちらの方が感謝していると招待ではなく客として参加したいと言われてしまった。