強引同期と偽装結婚することになりました
「補佐の話だけどさ、葵の企画案を聞いてすごいいいなと思ったんだ。だから素直に協力したいと思った。葵は初めての採用だろ?営業も初めてだし、何より他のやつが補佐になるくらいなら俺が補佐になりたかったんだよ。葵の初の企画を俺がサポートしたかったんだ」
ミルクプリンは美味しい。でも、その言葉にピタリと手が止まってしまった。
初めて企画が通った者には経験者が補佐となってサポートしてくれることになっている。
でも、まさかそれを優木くんが自ら名乗り出てくれるなんて、信じられない。
優木くんの企画はみんな期待してるのに。
「俺は葵がこの仕事が好きなことも人一倍、頑張っていることもちゃんと見てきた。だから一緒にこの企画を作りたいんだって泣くなよ。最近、ほんとよく泣いてんな、葵は」
だってそんなの嬉しすぎだよ。どんなに頑張っても認められなくて何度も、何度も辞めようかと思った。でも、やっぱり企画するのは好きだし、私の企画したツアーを喜んでもらいたい。
その一心でやってきた。それがやっと一歩踏み出せた。でも、企画書一つ作るのにも苦労したからこの先どうなるか不安だったりもした。だから、本当に嬉しかった優木くんの言葉が。
「俺が、お前を支えてやるよ」
立ち上がり、涙を浮かべる私の頭をギュッと包み込んでくれる彼に少しずつ芽生えてくる新しい気持ち。
でも、それを認めるにはまだ早い気がして気づかないふりをした。
ミルクプリンは美味しい。でも、その言葉にピタリと手が止まってしまった。
初めて企画が通った者には経験者が補佐となってサポートしてくれることになっている。
でも、まさかそれを優木くんが自ら名乗り出てくれるなんて、信じられない。
優木くんの企画はみんな期待してるのに。
「俺は葵がこの仕事が好きなことも人一倍、頑張っていることもちゃんと見てきた。だから一緒にこの企画を作りたいんだって泣くなよ。最近、ほんとよく泣いてんな、葵は」
だってそんなの嬉しすぎだよ。どんなに頑張っても認められなくて何度も、何度も辞めようかと思った。でも、やっぱり企画するのは好きだし、私の企画したツアーを喜んでもらいたい。
その一心でやってきた。それがやっと一歩踏み出せた。でも、企画書一つ作るのにも苦労したからこの先どうなるか不安だったりもした。だから、本当に嬉しかった優木くんの言葉が。
「俺が、お前を支えてやるよ」
立ち上がり、涙を浮かべる私の頭をギュッと包み込んでくれる彼に少しずつ芽生えてくる新しい気持ち。
でも、それを認めるにはまだ早い気がして気づかないふりをした。