アオゾラ

でもあんな獣みたいな奴ら…
雛乃が危険すぎる。

かといって雛乃と過ごせる時間を
捨てたくはない。


「ああああああああ」

「碧くんやっぱりおかしいよ!?
帰る…?」

「いや大丈夫だ。
しかも俺、挨拶しなきゃだし」

「そっか、碧くん賢いもんね
1位しかとったことないんだっけ
ほんと脳みそわけてほしい…」

雛乃が賢い奴が好きっていうから
今まで俺は死ぬ気で勉強してきた。

「雛乃はそんなとこがいいんだよ」

「なにそれ褒めてないでしょ」

「バレタ?」

「碧くんなんて大ッ嫌い」

大ッ嫌い!?
嫌いでも傷つくのに大がついたぞ!?
いつのまにそんなことを言うように…

「嘘、勉強教えてください…」

「教えてやるから」

ああ、よかった。嫌われてなくて ←

「佐々木様ぁぁ」

「ヤメロ 笑 」

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