アオゾラ
夢…か。
懐かしい夢だな…
「雛乃」
髪を梳く慣れた手つき。
慣れ親しんだ優しい爽やかな香り。
碧くんだ。
「碧くん、おはよう」
すっごい優しい顔してたのに
私が起きたらいつもの意地悪な顔に
戻っちゃった。
「おはよう、ほらさっさと支度
入学式に遅れるのか?」
あ!そういえば今日は入学式だ!!
うっかりしてたぁぁぁ!
「やだ」
…
とりあえず碧くんに
部屋からでていってもらった。
今日も明るい1日が始まりそうです。