片思い
車の中ー


硝は


地元の幽霊スポット話を

楽しそうに話し出した。

「もしかして、今からそこへ


向かってるん?!」


と、私が言うと…


「もちろん!!」


イヤだ〜


と、私は心の中で連発した。


「うそやんな。」


「なんで?! 俺一緒やしイケる


って…。」


そんな問題ではない。


「無理!!無理!!」


硝は


ニコニコしながら運転していた。


私が


無口になるにつれて…


「しゃあないなぁ…。


勘弁したる!!」


「ホンマ?!」


「美嘉が、黙ったらおもしろない


しな。 しゃあなしやで。」


「うん。」


結局


行かずに免れた。


が…


余りに


早く地元に着いたので…

私は


「もう、硝帰るん?!」


と、聞いてみた。


「俺はまだいけるで!!


どっか、ゆっくり話せるとこ


ある?!」


と、聞かれ…


近くの公園に移動した。
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