タイトル未定
???「こんにちはお嬢ちゃん。迷子かな?」
稚梛「おじさんだぁれ??」
???「おじさんかぁまぁ間違ってはないかな?俺はただの通りすがりのおいさんだよ」
稚梛「お名前はなんて言うの?」
櫂梶「俺は繪堂櫂梶(かいどうたくみ)。よろしくな稚梛ちゃん」
稚梛「おじさん私の名前知ってるの?」
櫂梶「知ってるとも。幹毅の知り合いだからね」
稚梛「幹兄の??」
櫂梶「そう、幹兄のだよ。幹毅から連れてくるように頼まれたんだ」
稚梛「・・・いや。弥柚と幹兄の所には行きたくない」
櫂梶「幹兄たちが謝りたいんだってよ?悪かったって。一緒にコーヒーカップに乗ろうって」
稚梛「本当・・・?」
櫂梶「本当だよ。それで稚梛ちゃんも謝ろう?俺も一緒に謝るから」
稚梛「・・・うん!幹兄たちにちゃんと謝る!」
今思えば遊園地で櫂梶に会うなんておかしいと思う。でも、この時私はまだ幼くてなんで櫂梶が一人で遊園地にいたのかなんて考えもしなかったんだ。