ー社長と甘い恋ー
俺は救急車で運ばれる繭を追って、車で近くの病院まできた。

「繭!」

病室に入ると繭は少し笑って見せた。

「ごめんなさい、心配かけて。」

そう言って上半身をベットから起こそうとする。

「まだ寝てろ。なにが原因で倒れたんだ?赤ちゃんは無事か?」

そう聞くとうん!と大きく頷いた。

「ここ最近、つわりがひどくてあまり食べれなかったから、それで貧血になっちゃったらしいの。」

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