ー社長と甘い恋ー
「佐伯君…。」

「三国さん…すいません。たまたま見かけたので。妊娠してるんでしょう?」

「なんでわかったんですか…!それに…席変わってもらってありがとうございます。」

佐伯君は私を守るような姿勢で前に立っている。

「わかりますよ…。いつまで会社行くんですか?」

「7カ月くらいまではがんばるつもりです。いつも迷惑かけてしまってごめんなさい。」

そう言うと佐伯君は申し訳なさそうな顔をした。
< 114 / 144 >

この作品をシェア

pagetop