ー社長と甘い恋ー
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結婚のことを話しに実家に帰った。

「父さん、話があります。」

「なんだ。」

冷静な誠也さんに反し私は汗が背中に流れるのを感じる。

「繭さんと結婚したいと思っています。」

誠也さんはじっとお父さんの目を見据えている。

「お前たち…付き合っていたのか?いくら血のつながりはないといえども義兄妹(きょうだい)だ。」

そこまで言うとお父さんの眉間にシワが寄る。
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