久瀬くんは〇〇恐怖症
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そうして数日後の今日は

待ちに待った修学旅行!

ボストンバックを持った私と和樹は…

「急げって、バス出ちまう…!!」

「はぁっ、はぁっ、わかってるよっ…!」

全力疾走で学校まで向かっている…。

「母さんいないの忘れてたし…」

「はぁっ…なのにアラームかけるの忘れてたしっ…!」

叫びながら校門に滑り込むと、

なんっとかギリギリセーフ!

もちろん先生にはちょっと怒られたけど、

短いお説教を受けた後、

私と和樹はそれぞれ自分のクラスの列に向かう。

「おはよう夕実」

「あ、やっと来た。おはよ」

「うん、ちょっと寝坊しちゃって…」
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