久瀬くんは〇〇恐怖症
「…私、頑張る」

「その意気だよ。
優雨ならきっと大丈夫!」

「うん、ありが…「下梶〜」

…その声に振り返って一言、

「…げ」

「ちょ、なにその嫌そうな顔〜」

そう言って私の肩に手を乗せる

杉浦君の手を払いながら、

ふいっとそっぽを向く。

「…杉浦?なんなのあんた、
優雨にちょっかいかけるのやめてくれない?」

夕実がそう言うと、

杉浦君は私の肩に手を乗せたまま夕実に笑いかける。

「ん?何、嫉妬?」

「ないわー…」

夕実の反応に、

杉浦君はまあいっか、と一言。

そんなとき、

「津賀さーん!保健委員だよね!?
この子足くじいたみたいだから連れて行ってあげて!」
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