久瀬くんは〇〇恐怖症
翌日。

いつもよりゆっくり起きてしまった私。

当然急がなきゃいけないはずなのに…

「…だるい」

「んなこと言ってる場合かお前は…!」

和樹に手を引かれつつ重い足取りで学校に向かう。

なぜか睡眠不足ぎみ…もっと寝たい〜…

そう思っているうちに学校に着き、

廊下をフラフラした足取りで歩いていると…

「あ、来た!」

そんな声が聞こえて…

「下梶さん!下梶さんって誰と付き合ってるの?」

「っていうか彼氏いるってほんとなの?」

「いつからなの?いや、やっぱり質問変えるね!誰と!?」

みんなにわっと囲まれ、一歩引く私。

「み、みんな情報早い…」

「だって大事件だよ!優雨ちゃんに彼氏って…!」

大事件って、天変地異的な…?
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